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2012年12月24日 (月)

ラストラン

今年の走り納めをしてきました。

冷たい空気に指先が冷えていく。
京浜川崎ICをくぐったのは、10時近かった。
それでもこの寒さだ。
CBの気温計に目をやる。
「気温7℃」
まったく、オートバイ乗りっていう奴は・・・
保土ヶ谷PAでエンジンを切る。
自販機で百円玉で買えなくなって久しい「温もり」を手に入れて指を温める。
『そう言えば、夜の第三京浜を走らなくなってどの位経つのだろ?』
そう思った時、ナトリウム灯に照らし出されたパーキングにヘッドライトの光と爆音が溢れた。
自分に無いものばかりを数えては苛立ちに変えた20代、無くしたものばかりを数え「もう若くない」と俯いた30代・・・
そして今、40代も半ばのオヤジは得たものを愛しく思い、持つものすべてを力に変える術を知り、昔の自分を「困った奴だ」と懐かしんでいる。
変わらないのは、傍らに「相棒」と呼べるオートバイがあること。

「温もり」を腹に納め、再び走り出す。

横浜新道からR1に入り、原宿交差点を左に折れ、鎌倉を目指す。

滑川でR134に出る。
浜辺を右に見ながら走ると、すぐに材木座のトンネルに飛び込む。
ミラーに半円形に切り取られた真っ青な海が映る。
インカムからの音楽とは関係なく、脳内オーディオから荒井由実の「Destiny」が流れる。

海岸線をトレースするように相棒を走らせる。
今は、スピードは必要ない。
潮風を感じるためにここへ来たのだから・・・

12_12_19_5414

一旦、海から離れたルートは、三崎を回った辺りからまた海が視界に入るようになる。

夏は海水浴客の車で埋め尽くされる三浦海岸沿いの道を走る。
燈明岬を通りすぎると、大きな造船ドックが見えてくる。

浦賀・・・
巨大なクレーンが俺を見下ろす。
ここは「錆の街」
歴史の舞台に無理やり引っ張り出されたことに戸惑いながら、朽ちて消えることを歴史に許されず、錆として時を刻む。
その潔さを美しくさえ思える街

観音崎を回り、馬堀海岸を過ぎると横須賀の街に入る。
ルートは海を離れ、周りは高いビルが立ち並ぶ。

それを期に速度を上げ、四輪の間を縫うように走る。
環状2号から横浜新道に入り、一度も休むことなく第三京浜・京浜川崎ICで高速を下りた。

たった200㎞のショートトリップ・・・

また、日常が始まる。

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コメント

もうあと1回と粘ってる私です(笑)

何時の時代でも空が広い海の

「癒やし効果」は絶大ですよね

町中を走っていても

そんな想いが過ぎります!

投稿: クロ | 2012年12月24日 (月) 09時25分

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